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625. とれとればいくRd.1 「信玄道隠し」SS1+SS2

【差すなら、ST入り口】

朝6時にコージさんがK1ro基地に迎えにきてくれて、雨のしとしと降る中、高尾無尽組出発である。1台に3人3台。高速へ乗り西へ向かう。山梨県に入ると予想とちがって雨は激しくなり、気分も沈みがち。道にも迷って集合時間の8時30分に遅刻してしまう。到着したらブリーフィング開始寸前だ。受付してお金払って地図を受け取るとブリーフィングスタート。ひえ〜〜全然読めない。ルートをただマーカーでなぞっただけ。SS1の前半がキャンセルされ、12時までのリエゾンが23km。SS2のナイトステージと抱き合わせで宿までの一括ルートになる。

雨は土砂降りで止む気配なし。これまで一度も雨のラリーを走らずに来たが、とうとう運の尽きである。クリエータのイシマル氏の雨男パワーは桁外れのようだ。気休めのゴアテックスレインウエアで上半身だけは守れるが、何しろ標高が高くて気温も下がりそうs。

有無を言わさずリエゾン出発。コージさんの後ろにつけるが、途中からタモツ氏が先行。赤信号で振り切られる・・・。ぁーぁ。で、あとは自分の地図どおり。途中から単独行になり、鉄道下をくぐり坂を登ると、遙か前方にタモツ氏の後ろ姿。頑張って追いかける。相当ゆっくり走っているようだ。で、原村の手前で追いつく。そこから、雨でもSTを楽しみにして登って行くタモツ氏を見送りこっちは舗装路を選択。11時20分ごろ余裕を持って到着。昼飯を補給していると次々に後続バイカーも到着。いよいよゼッケン順で10秒間隔のデパールだ。

僕は今回はエントリー順でゼッケン5だが、グラスを架け直してる間に後続が追いついてくる。ゼッケン4番までのイトマサさん率いる先行パックは、最初からアチャラの方角へ下って行ってしまう。...健闘ヲ祈ル。でこっちは正規ルートを辿って樹林地の中へ。PC1までのQPは3ヶ所。起伏の緩い分かりにくい樹林地を網の目のようにトレイルが這っている。遠ちゃんと別荘地でプチロストするがすぐに集団中位に復帰。雨はずっとダダ降りである。路面もWトラックだが轍部分はドロドロ。と、地図を見ようとした瞬間にいきなりフロントタイヤがズブっと斜めに埋まってあっさり転倒。体は冷え切って反応しないし、完全に集中力を欠いている。カエルみたいに這いつくばって上半身泥まみれになったところで、脇を「だいじょうぶ〜〜?」と明るく抜いて行くのはゼッケン12の、熊ちゃん。・・・一番見られたくないシーンを一番見られたくない相手に目の当たりにされたことを悟る。うー⤵(語尾下げ)。

QP1の南京錠番号を拾って、トレイルを駆け下るが後ろから誰も来ない。まあ間違ってるかも知れないけど一人の方が気楽だ。どうせ送電線下に出れば管理道を使って正規ルートにトラバースできるはず。予定通り送電線下に入って正規ルートとの交差部分に近付くと、ちょうどコージさんが樹林から出てきたところ。後ろにくっついてQP2へ向かう。ここからが大混乱。上位常連バイカーを含めてあっちこっち入り乱れる。これはチャンス。早く抜けたもん勝ちの展開だ!

で、K1ro氏が戻ってきたルートの枝道へ入る。沢を渡るということは、こんな緩斜面の中で明確な谷が必要だ。斜面をトラバースして道が下り始め、正規ルートを確信。そして目の前に沢が!やった!・・・ところがQPの指示書を読み間違って、ビニテが杭に直接巻いてあると勘違い。実は目の前の杭のすぐ脇の枝に巻いてあった。5,6分も一人でアタフタして追いつかれる。ダメダメじゃん・・・。ここで完全に集中力が切れてしまう。寒いきつい腹減った。”行って来い”のソバ畑の案山子を数えた後、樹林を脱出。ヌルヌルの下りをかっ飛ばして降りるが、ふと思いついて後続のマナベッティと熊ちゃんをちょっとした坂の下で待つ。

すぐにやって、来た、ズル、コケ。笑)申し訳ないが予想通りである。
で、こっからはこの3人パックでひたすら耐え忍んで進む。PC1の駅前広場では、ちょうどK1ro氏が追い上げるぞ〜、と宣言して入れ替わりで出発。こっちは温かいココアを飲んで小休止。で、3人揃って出発。うぅ早くアリヴェの宿へ行きたい。

後のことはよく覚えていない。。。寒いきつい腹減った。熊ちゃんは時折念仏のように「お風呂おふろオフロ」と呟く。マナベッティだけが冷静に地図を見られているようだ。廃鉄道橋の法面を登って降りたところで一気にテンション低下。そのあと色々あったが説明不能。最後のQPへ向かう登り坂で2人に引き離され始める。段々離れて行って段々気が遠くなって・・・・砂利道の彼方に背中が見えなくなりそう。もぅ駄目か・・・しかしここで何故かふっと最後のエネルギーで復活!。人間とは不思議なものだ。笑)やおらダンシングで追いかける。もういっぺん背中が見えてきて、土手からの担ぎ上げ手前で地図を見てる二人にどうにか追いつく。と後ろから追い上げてきた一人が割って入って4人で担ぎ上げ。ビニテを確認して、最後の水路沿いSTを、マナベッティ・熊ちゃん・僕の順で進む。ここで富士見パノラマにDH遊びに何度も来た経験が生きてくる。ロッジの場所はかなりゲレンデに近いはず。このSTの距離はそこそこ長い!何故こんなに冷静なのか?!笑)水路STが一旦広い道と交差したところで、前の二人が躊躇した瞬間に、
「....まだ先だよーん(ゴメンネ)」
と脇を抜いて続くST入り口へ先行。我ながら非常〜にズルイ。こういうのを大人の姑息な技とでも言うのか?でそのままST進入順でアリヴェ。10秒以内で3人到着。見かけ11位である。くたくたで寒いきつい腹減った。水撒き用の水道シャワーでお互いに洗いあって部屋へ。まず風呂だが、その前にカロリーメイトゼリーで真っ先に炭水化物補給。ふー。あとは風呂、着替え、ビール。お決まりのコースである。ご飯を食べ布団敷いて寝る。その前に地図をもらって、コーヒー飲みつつ疲れ切った頭でマップづくり。

土砂降りじゃあラリーにならない。それでもちゃんとマップを読んで戦える(楽しめちゃう)ライダーが沢山いるのにはびっくりさせられる。んー。何ごとも経験か。これで、今後どんな土砂降りのラリーでも、この日の雨を思い出せばどうにかなる。ような気が。するようなしないような。で、折角早く寝たのに、何故か1時過ぎに目が覚めてしまう。ビール飲むと必ずこうだ。そして眠れなくなる。いろいろ反省とか考えごとしだすとますます眠れない。うつらうつらしてると午前5時。空が明るくなってきた。そして一瞬寝たかな...、と思ったら6時前。

イシマル氏「ブリーフィング始めまーす!」・・・・寝てないって・・もぅ。
そしてSS2はゴンドラで一気に天空へリエゾンだ!続きます。

SS1SS2の写真はありません。カメラが防水でないので、ご容赦を。。。
by sadepon | 2007-10-29 20:38
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